はじめて ”バット折り” の名を聞いたのは たしか中学生の頃
プロ野球の選手が使う硬式用バットを 脛で蹴って折るという
人間技じゃない まさしく超人技だ 正直そう思った
数年後 入門してまもなく バット折りをみる機会があった
かるくずっこけた 「太いところを蹴るんじゃないん?」
ボールを打つあの太いところを蹴って折る 勝手におもいこんでいた
実際に蹴るのは グリップの少し上の細っそい部分
それでも力は要るのだが それなら判らん事も無い いわゆる ゛想定内”だ けっして ゛想定外”ではない
現在の空手界 演武は出尽くした感がある 飽和状態だ
ここらで一発 身体があって若くてパワーのある奴が出てこないか なんて思ったりする
それこそ バットの太い部分を蹴って破壊する 誰にも真似できない試し割りを…