2014年1月 のアーカイブ

年男

2014年1月23日 木曜日 by 山根 誠治

今年は四度目の年男。先日、その日をむかえた。
大寒の日に生まれたからといって、寒さに強いかというとそうでもなく、かといって暑さに強いわけでもない。
そして、大寒の日をして雨という引きの強さ。我ながら惚れ惚れする。
まだ二十代の頃、いち早く三十代に到達した稽古仲間を冗談とはいえ、ジジイ呼ばわりしていたことに罪の深さを感じずにはいられない。
「三十過ぎてこんなことやってたら、ただのバカだよ!」そう聞かされていた。
当時はそれが常識だった。だが今では、三十代、四十代は当たり前。五十代の方でさえガンガン戦っていると聞いている。
常識とは打ち破るもの。そんな気がしてしょうがない。

骨折 Ⅱ

2014年1月18日 土曜日 by 山根 誠治

治療後、先生に訊ねてみた。「あの~明日も試合あるんですけど」
すると先生は呆れた顔で言われた。「君、今度蹴られたら死ぬよ!」
いかに鈍感な自分でも、薄々感じていた。「今度蹴られたら、相当にヤバい!」
棄権の二文字が脳裏をよぎった。
だが… 勝負から逃げたくなかった。ましてや自分が青春を賭けた空手。
ここで逃げたらこれからの人生、ずっと逃げ続けるのではないか。当時はそんな大そうな思いだった。今では考えられないくらい純情だった。
結局、三回戦は本戦判定負け。何度か蹴りが顔面をかすめたが、どうにかこうにか無事だった。
初出場の全日本大会だったが、初日を勝ち上がり、強豪と最後まで戦えたこと。
恐怖心に打ち克ったこと。等々、実り多き思い出深い大会となった。

後日談だが、この大会は関東地方ではテレビ放映されている。ビデオを送ってもらい皆で観賞した。最初に二日目に勝ち残った32名の選手が映されたのだが、デッカイ高校生のなかに小学生が数人。そんな構図だった。
その内のひとりは、鼻に絆創膏、口は開き、目がほんとうに点になっている。皆で爆笑したものだ。
何故か人の不幸ほど?! あとで強烈な笑い話になる。それら全てが活力源となった。(^_^)

骨折 

2014年1月12日 日曜日 by 山根 誠治

人生初の骨折は鼻骨。二十歳の時、はじめて出場した全日本大会一回戦。上段まわしげりを鼻で受けた?
 この時は引っ掛けからの技だったため、相手選手が注意1をとられた。
そのまま一回戦、二回戦を勝利し二日目に駒を進めた。
二回戦後、病院に行き、即、治療となった。これがなかなかの荒治療だった。
座高計のようなものに座り、鼻の穴に棒をいれ、 ”ぐぐぐ~~”っと折れた骨を元に戻していく。
なにせ、麻酔なしの人力で骨を動かすのだから恐れ入る。途方もない痛みだった。だが、仮にも空手家だ。静かに耐えた。
そして、力の加減もあるのだろう。その後、レントゲンを撮るのだが元に戻っていない。再び人力となる。
結局 (人力+レントゲン)×4セット くらい続いただろうか。最終的に ”ぺキッ”という音とともに骨が動いた感覚があった。
「動いた!!」おもわず先生も叫んでいた。
その後、骨が動かないようにと、副木の代わりに鼻の穴へ、これでもかというくらいに脱脂綿をつめこまれた。
当然、鼻呼吸ができない。この時、鼻で呼吸ができない辛さを思い知らされた。
いろんな意味で経験値が上がった ”初骨折”だった <(`^´)>

道場稽古

2014年1月10日 金曜日 by 山根 誠治

今週から稽古が始まった。やはり道場でかく汗は気持ちが良い。

自主トレもいいが、ともすれば好きな稽古のみにかたよりがちだ。自分だけかもしれないが…

道場では前後左右、上下斜めに技を出し、ジャンプしたり回転したり横蹴上げしたり?!

嫌いな稽古もしなければならない。人の号令で動かされるところに道場稽古のよさがある。

若い頃は「稽古指導って練習にならん!」不遜にも思っていた時期もあった。

だが、先頭に立ち気合いをかけ、稽古メニューを考え見本をみせながら背中で引っ張っていく。

これほど厳しい稽古があるだろうか。慢心というにも程があった。

何事も自分次第。これに尽きる。

稽古始め

2014年1月7日 火曜日 by 山根 誠治

本日、山根道場稽古始め。一年がスタートした。

目標に向けて、ただ稽古あるのみ。