まだ竹原のおサルだった頃のはなしだ
5年生のとき クラスでキャンプにいった 今で言う野外活動だ
場所は 阿波島という無人島だった 水道はもちろん 電気 ガスもない
井戸はあるが そのまんま海水 とても飲めるものではなかった
水 食材は各自持参だが あとは現地調達 そんな ” サバイバルキャンプ ”だった
今の時代では全く考えられないが 当時はなんの疑問もなく むしろ皆が楽しみにしていた
引率は 養護教諭もいない 担任の先生ひとりだけ
船を持つ保護者が 入れ替わり立ち代り 差し入れに来てくれていた
海岸にテントを張り 穴を掘り石を敷き詰め 即席のかまどをつくる
燃料調達班は山にむかってGO =3 =3
小枝 棒切れ 枯れ葉は燃料に 太く長い棒は海水に浸し 鍋をかける棒にした
まさにキャンプだった そうやって 自然の中でいろいろな経験をし学んでいった
現在の野活はきちんとした設備の中で活動していると聞く それもまた良しと思う
それにしても 昔はおおらかだった