‘87 晩春 京都支部に一週間出稽古した
当時は 三明広幸 桑島保浩 小井義和 といった京都支部三強を筆頭に
地方大会 上位常連の猛者揃い 飛ぶ鳥を落とす勢いの道場だった
午前中は師範から指示されたメニューをこなす
(サンドバック1分+シャドー1分+スクワット1分)×30セット という途方もないメニューもあった
夕方は職員の方々とスパーリング そして夜は各道場での道場稽古だった
いちばん印象に残っているのは 走り込み 近くの公園に行き一周300m弱のトラック
「ピッ!」 笛の合図で全力疾走 「ピッ!」 鳴れば ジョギング この繰り返し 延々と
体感的には1時間以上に感じた 「いつ おわるんや~?」 まさに終わりなき走り込みだった
このとき 桑島師範に2周抜かれ 三明師範に1周抜かれた
やはり 全日本のトップ選手は基礎体力が違うと思い知らされた
その後 道場にもどり 即 帯研 1分交代のミット中心の稽古 狂ったように突き・蹴りを叩き込んだ
自分にとっては初めての出稽古 この一週間は心身ともに大きな変化をもたらした
また トップ選手といえど けっして手の届かない存在ではないと あらためて感じることができた
この二ヵ月後 全中国空手道選手権大会 初の4位入賞 自分にとって大きな壁をぶちやぶり
” やればできる ”と一気に自信が加速した