バット折り 2

2010年11月1日 月曜日 by 山根 誠治

 演武で何度かバット折りを経験した 失敗は三度あった

うち二度は 下段まわし蹴りによる四本折り

四本ともなると 二本2列だ 自分のちからでは 2列目までは届かなかった

いずれも 何度か蹴って完遂した

もう一度は 上段まわし蹴りによるものだ

最初にチャレンジしたときは 一発で成功した

その数ヵ月後 あるパーティでの演武 前回の成功で心の余裕がおごりとなっていた

打ち合わせも早々に いざ本番 (^^♪

一発目 ゛キン” はね返った 二発目 ゛カキン” ビクともしない

焦った 心の中は大パニック(@_@) 脛の痛みとともに 足はぶるぶると震えていた

゛折るまで蹴る” この世界の鉄則だ

「次は無い」 必死だった 三発目 ゛スカッ”  「あれ?」 

なにか割りばしでも蹴ったような軽い感触だった 成功するときは案外こんなものだ

散漫だった気が必死になり 一気に集中したのだと思う

何事も ゛慣れ”ということは大事だが ともすれば軽く考えがちだ

その場 その場できっちり集中する いい教訓となった

 腕立て

2010年10月31日 日曜日 by 山根 誠治

 少年部稽古 おわりの掃除 元気よくあそんでいる子が 三人ほどいた

掃除がおわるまでが稽古だ あそんではいけない

「力が余ってるなら腕立てしなさい」 「オース」 腕立て30回

三人が腕立てをしていると なにごとか おもしろがって他の子もきて 一緒に腕立てをしている ほほえましい光景だ 

少年部指導は なにかと大変だが いろんな場面で楽しませてくれる

子どもの発想は ほんとうにおもしろい(^_^)/

ドーピングテスト

2010年10月27日 水曜日 by 山根 誠治

 ある時期 いろんな噂が飛び交っていた

誰々は注射  あの選手はドーピング ステロイド などなど

第5回世界大会を前に 極真もドーピングテストを行うことになった

たぶん 空手界では初の試みだったと思う

はじめの頃は 上位入賞者が対象だった 世界大会後はランダムに当てられた

これで大失敗した経験がある

全日本大会出場時 会場に着くなりトイレに直行 すっきりして受付にいくと

「山根選手ドーピングテストお願いします」 気を失いかけた

結局 試合直前にやっと出して 即 試合だった アップができないままに

全く勝負にならなかった 

しかし これは言い訳に過ぎない 戦う準備ができなかったということに対して 

自分の精神面の弱さが如実にあらわれた出来事だった 

余談だが ランダムとはいえ 毎回ドーピングテストに当たった

受付にいくと必ず 「ドーピングテストお願いします」 紙コップ片手にトイレにむかった

無論 二度と同じ轍は踏まなかった

 バット折り

2010年10月26日 火曜日 by 山根 誠治

 はじめて ”バット折り” の名を聞いたのは たしか中学生の頃

プロ野球の選手が使う硬式用バットを 脛で蹴って折るという

人間技じゃない まさしく超人技だ 正直そう思った

数年後 入門してまもなく バット折りをみる機会があった

かるくずっこけた 「太いところを蹴るんじゃないん?」

ボールを打つあの太いところを蹴って折る 勝手におもいこんでいた

実際に蹴るのは グリップの少し上の細っそい部分

それでも力は要るのだが それなら判らん事も無い いわゆる ゛想定内”だ けっして ゛想定外”ではない

現在の空手界 演武は出尽くした感がある 飽和状態だ

ここらで一発 身体があって若くてパワーのある奴が出てこないか なんて思ったりする

それこそ バットの太い部分を蹴って破壊する 誰にも真似できない試し割りを…  

 

演武

2010年10月24日 日曜日 by 山根 誠治

 今日は井口公民館まつりで演武をおこなった

基本 型 試し割りだ

試し割りは 桑本二段によるバット二本折り

昨年は バット二本をあっさりと成功させた

演武まえ 「来年は四本に挑戦しようとおもいます」 「そうじゃねえ でも二本と四本は全然ちがうよ」 と話していた

いざ本番 ”カキン” はね返った あせった 蹴るほうはもっと焦っただろう

結局 四回蹴った 拍手喝さいだった けっこう失敗したほうが うけたりする

「稽古不足です」 いい経験になったと思う

試合で負けたり 演武で失敗したり そこには必ずなんらかの要因がある

そこを しっかり分析して次につなげれば良い

かく言う自分も 過去 バット折りを何度か失敗した経験がある