キャンプ

2010年10月19日 火曜日 by 山根 誠治

 まだ竹原のおサルだった頃のはなしだ

5年生のとき クラスでキャンプにいった 今で言う野外活動だ

場所は 阿波島という無人島だった 水道はもちろん 電気 ガスもない

井戸はあるが そのまんま海水 とても飲めるものではなかった

水 食材は各自持参だが あとは現地調達 そんな ” サバイバルキャンプ ”だった

今の時代では全く考えられないが 当時はなんの疑問もなく むしろ皆が楽しみにしていた

引率は 養護教諭もいない 担任の先生ひとりだけ 

船を持つ保護者が 入れ替わり立ち代り 差し入れに来てくれていた

海岸にテントを張り 穴を掘り石を敷き詰め 即席のかまどをつくる

      燃料調達班は山にむかってGO =3 =3

小枝 棒切れ 枯れ葉は燃料に 太く長い棒は海水に浸し 鍋をかける棒にした 

まさにキャンプだった そうやって 自然の中でいろいろな経験をし学んでいった

現在の野活はきちんとした設備の中で活動していると聞く それもまた良しと思う

それにしても 昔はおおらかだった

拳立て

2010年10月18日 月曜日 by 山根 誠治

 今日の少年部 ラストは腕立て30回 黄帯以上は拳立てだ

悲鳴をあげながらやっていた 

まだできない子 根性で最後までやりきる子 途中で腕立てにかえる子 その子なりの個性がでていておもしろい

はじめて拳立てした時は 畳だったが強烈な痛さに驚いたものだ

突きの威力をつよくする一番の稽古法だと信じている

ツーリング

2010年10月17日 日曜日 by 山根 誠治

 自転車でツーリングに出かけた 

普段は車で走る道路も またちがう趣があった

なにより 秋の風を感じた 

金木犀の香り 畑の傍は肥料のにおい どこからか牛の鳴き声もしていた

気温もすこし汗ばむ程度 最高のツーリング日和だ

中学 高校とずっと自転車通学だった 当時は見るのもいやな自転車だったが

こんなにも心地の良いものだったとは 当分 自転車にはまりそうだ 

次は あそこに行くぞ と密かに目標をたてている

戦い

2010年10月16日 土曜日 by 山根 誠治

 小学生の頃 夏休みはいつも開放プールに通った

泳ぎは下手だが遊ぶのはすき 毎日の楽しみだった

当時は 飛び込みは当たり前 なかには宙返りして飛び込む子もいた

ある日 友達がバック宙をして飛び込んでいた むちゃくちゃかっこよかった

「ワイもやろう!」 できもしないのに真似てみた

結果 プールの角に頭から落ちて ドボン

ものすごい衝撃だった そのまま逝ってもおかしくなかったと思う 

「あー ものゲー イター!!」 その時はそれですんだ

が その夜から 三日間高熱を出して寝込んだ

親には プールで頭打った とも言えず 夏風邪を引いた くらいにしか思われてなかった

自分でも 頭打って熱が出たとは 夢にもおもわなかった

今にして思えば… 戦っていたのだと思う 身体が 全細胞を賭けて

その時は 身体の方がなんとか勝った しかし もし負けていたらと思うと 背筋がゾッとする

本当に 少年時代はアホなことばかりしていた

回転稽古

2010年10月16日 土曜日 by 山根 誠治

 「正拳中段回転追い突き!!」 先輩の掛け声に

自分を含め 皆ずっこけていた 

昔の帯研は総本部式 移動稽古はすべて回転 クルクル クルクル回りっぱなし

よくもまあ という位に さすがの自分もこれは苦手だった 

おかげで足の裏の皮がずいぶんと分厚くなったものだ

本日の稽古も回転稽古 ほんの少しの量だが バランスを大きく崩している自分がいた

ここ数年 三半規管の衰えは感じていた 回転系の技は足がふらついてしまう

そういえば 平安の裏の型なんかは もう10年くらいはごぶさたしている

温故知新ではないが 古来から伝わる稽古は やはり大事だなと思った