自転車でツーリングに出かけた
普段は車で走る道路も またちがう趣があった
なにより 秋の風を感じた
金木犀の香り 畑の傍は肥料のにおい どこからか牛の鳴き声もしていた
気温もすこし汗ばむ程度 最高のツーリング日和だ
中学 高校とずっと自転車通学だった 当時は見るのもいやな自転車だったが
こんなにも心地の良いものだったとは 当分 自転車にはまりそうだ
次は あそこに行くぞ と密かに目標をたてている
自転車でツーリングに出かけた
普段は車で走る道路も またちがう趣があった
なにより 秋の風を感じた
金木犀の香り 畑の傍は肥料のにおい どこからか牛の鳴き声もしていた
気温もすこし汗ばむ程度 最高のツーリング日和だ
中学 高校とずっと自転車通学だった 当時は見るのもいやな自転車だったが
こんなにも心地の良いものだったとは 当分 自転車にはまりそうだ
次は あそこに行くぞ と密かに目標をたてている
小学生の頃 夏休みはいつも開放プールに通った
泳ぎは下手だが遊ぶのはすき 毎日の楽しみだった
当時は 飛び込みは当たり前 なかには宙返りして飛び込む子もいた
ある日 友達がバック宙をして飛び込んでいた むちゃくちゃかっこよかった
「ワイもやろう!」 できもしないのに真似てみた
結果 プールの角に頭から落ちて ドボン
ものすごい衝撃だった そのまま逝ってもおかしくなかったと思う
「あー ものゲー イター!!」 その時はそれですんだ
が その夜から 三日間高熱を出して寝込んだ
親には プールで頭打った とも言えず 夏風邪を引いた くらいにしか思われてなかった
自分でも 頭打って熱が出たとは 夢にもおもわなかった
今にして思えば… 戦っていたのだと思う 身体が 全細胞を賭けて
その時は 身体の方がなんとか勝った しかし もし負けていたらと思うと 背筋がゾッとする
本当に 少年時代はアホなことばかりしていた
「正拳中段回転追い突き!!」 先輩の掛け声に
自分を含め 皆ずっこけていた
昔の帯研は総本部式 移動稽古はすべて回転 クルクル クルクル回りっぱなし
よくもまあ という位に さすがの自分もこれは苦手だった
おかげで足の裏の皮がずいぶんと分厚くなったものだ
本日の稽古も回転稽古 ほんの少しの量だが バランスを大きく崩している自分がいた
ここ数年 三半規管の衰えは感じていた 回転系の技は足がふらついてしまう
そういえば 平安の裏の型なんかは もう10年くらいはごぶさたしている
温故知新ではないが 古来から伝わる稽古は やはり大事だなと思った
現役時代 試合前のプレッシャーはあまり感じない方だった
その分 当日は死ぬほど緊張していた
試合が近づくにつれ 稽古はハードさを増してくる
肉体的 精神的にも疲れきると どこか 身体のひずみが表われてくる
人によっては チックが出たり 神経質になったり 血尿・血便がでたり など
自分の場合 白髪だった 鏡をみると白髪ボウボウだった
4年前 香川大会出場時 試合前の稽古で疲れきっていた
昔を思い出し 鏡で髪の毛をチェックしてみると ” ノー白髪 ”
「わしも成長したのー(@_@;)」 素直に喜んでいた
或る日 照明のつよいトイレに入り 手を洗い際 上目づかいに鏡をみて愕然とした
「う、薄くなっとる!?」 アタマに滑走路ができかけていた
歳を重ねると 白髪から薄毛に変化していた 大ショックだった まだ白髪のほうがよかった
笑うに笑えないエピソードのひとつだ
「天丼と冷麦の大盛り 四つ!」 確か総裁が ご自分で注文されたと記憶している
おそい朝食をとっていた お腹は十分満たされていた
出前されてきたのは 天重と冷麦の超大盛り
出されたものは 残さず食べる 鉄の掟があった
「こりゃあ気合入れて食べんと 食べれん!」 心のなかで 「エイシャー!」 気合を入れていた
必死になって掻き込んだ 少しでも時間がたてば腹がいっぱいになる 味わおうともした
なんとか 完食した 喉元までいっぱいいっぱい ギリギリだった
今なら 小学生にパンチされても吐く くらいだった
「あの冷麦は余計だったなー」 あとで郷田師範も笑いながら話されていた
無論 お二人とも 押忍の精神で完食されていた
大山総裁との楽しい思い出だ