人生の転機は誰もが経験することだろう
自ら切り開くこともあれば、意のしないところで起こることもある
自分の場合は、父親の転勤がキッカケだった
19才の2月、まえぶれもなく東京転勤を切りだされた
動揺したが、学生だった自分は、ひとり広島にのこる事となった
ちょうどその頃、道場では4月から寮生・内弟子制度を立ち上げるという話を聞かされていた
師範の夢のある話に、道場生全員が目を輝かせて聞き入っていた
「どうせなら!!」寮生になる決意を固めた
そしてそれを、病室に見舞いにきていただいた師範に 「オス 寮生になりたいんですけど」申し出た
「こいつ、ついでに頭まで打ったんとちゃうか~」思われたという
いま思えば、おかしな話だ 若い頃はまわりがまったく見えておらず、まっすぐ前しか見えていなかった
この頃は、いろんな意味で人生の転機だった