小学六年生の一年間 新聞配達をした
今では見かけることはなくなったが 当時は 新聞少年といって
小・中学生が新聞配達をするのは ごく普通のことだった
べつだん これといった理由はなかったが あたらしく環境が変わり
いろんな意味で体をもてあましていた そんな時友達に誘われた
朝刊は無理 夕刊配達をした
雨の日も 風の日も 雪の日も 自転車で配達した
一年間 何事もなく勤めたが けっこう ”犬” には悩まされた
烈火のごとく吠えまくる犬が怖くて 人に頼んだことも幾度となくあった
今でもそう 何故か犬にはよく吠えられる